真如堂、建仁寺、八坂の塔 2005/09/29



真如堂って、何とも、魅力ある名前だと思っていた。その真如堂に初めて行ってみることにした。


市バス「真如堂前」で降りる。「前」も何も、降りたところには、その気配は全く無い。
道で婦人に聞いてみると、「そこの路地の坂をずーっと上がって行くのですよ」と。


石段を登ると、今度は坂道。はぁーはぁー言いながら、ようやく緑いっぱいの道にたどり着く。


たぶん、真如堂の裏口から入っているような。




美しい伽藍をぐるーっと回ると。




本堂から入るのです。


真如堂は、正式には鈴聲山(れいしょうざん)真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)といい、比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺。
真正極楽寺とは、「極楽寺という寺は多いけれど、こここそが正真正銘の極楽の寺である」という意味。一般には「真如堂」と呼ばれていますが、それはもともとは本堂の呼び名であった。
今から、約1千年前の永観2年(984)、比叡山の戒算上人(かいさんしょうにん)が、比叡山常行堂のご本尊阿弥陀如来(慈覚大師作)を東三條女院(藤原詮子。円融天皇の女御・一條天皇の御母)の離宮があった現在の地に移して安置したのが、真如堂の始まり。


緑が気持ちいい。


廊下を通って庭園へ。




借景を利用した「涅槃の庭」


モノクロの襖絵が見事。






たった一人でじっと座ってみるのも。








三重の塔を望む




萩が満開。


こちらが本来の入口だが、バスの通るようなにぎやかさも無く、店も無い。


この真如堂は他のお寺と何となく違う雰囲気があった。
↓おもしろいサイト
苦沙彌のInternet僧坊
(真如堂吉祥院副住職 苦沙彌の私的ホームページ 真如堂紹介)

再び市バスに乗り、祇園で降りる。


花小路を進むと。


建仁寺








ここには、あの俵屋宗達筆 国宝 風神・雷神図屏風がある。
京都国立博物館に寄託したため、複製品が展示
   
これはみやげもの




庭の緑の鮮やかさにはっとする。










京都最古の禅寺で、臨済宗建仁寺派大本山として五山制度の第三位。
建仁2年(1202)、修行先の宋・百丈山にならって栄西が開山し、寺号は年号を賜ったものと伝えられる。
室町時代の最盛期には塔頭寺院が60以上もあったという。








外人女性も何想う。







小泉淳画伯による天井画の公開






まさに荘厳!


それにしても、二人ばっかり!








こちら勅諮問から出ると。


摩利支尊天はイノシシ生まれ専門のお寺です。


狛犬のあるところが、なんと、狛イノシシなんです。

そのまままっすぐ歩くと、八坂の塔が見える。




路地を走るには、このタクシーがちょうどいい。


このあたりは、電線が完全に撤去され、昔が再現されている。




外人さんにも人力タクシーが評判。


ここが、あの文の助茶屋




このあたりを歩くと舞妓はんに会える。




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