映画 「男はつらいよ お帰り寅さん」 2019/12/03



 特に大ファンというわけではない。試写会が当選したので観に来た12月27日公開の「男はつらいよ50(お帰り寅さん)」

 1969年からシリーズが始まって、1997年の第49作まで続いたギネス認定の長編シリーズ。(実際は渥美清が出ているのは48作まで)
 山田洋次監督はキリの良いこの第50作で締めるつもりだったんではないか。

 最終作から22年も経つ、渥美清をはじめ、シリーズ常連のキャストの多くは既にこの世にいず、残ったおなじみの脇役陣と回想シーンを挿入したダイジェスト版ということになるが、さすが山田監督、なかなか良く出来ていて、しっかり2時間、見応えがあった。



 吉岡 秀隆が扮する満男がメインキャスト。吉岡は現在49歳。このシリーズに子役からずっと出演しており、子役時代、青年時代の本人自身の映像、そして、この映画では娘を持つ父を演じる。
 満男の青年時代に悲恋に終わっていたいずみとの偶然の再会がストーリー。若い頃と今のいずみ(後藤久美子)が登場。浅丘ルリ子は最後のマドンナだが、現在79歳、まだまだ元気なようだ。


(ターミネーターはいまひとつだった)








 シリーズ全部に寅さんにからむマドンナが回想シーンで登場、その時の最も美しい女優がマドンナとして選ばれた。寅さんの妹さくらの倍賞千恵子も今は78歳、当初の彼女の可愛さ、美しさ。
 デジタルリマスター加工した映像で見る女優陣は現在の映画と全く変わらない美しさ。この女優たちを見るだけでもこの映画は価値がある。


熱烈ファンはDVDを全て持ち、何度も観ているという


予告編


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